【本格漆】おうちで金継ぎ!|金継ぎ初心者セットの体験レポート③

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この記事では、おうちで気軽に金継ぎができる金継ぎセット【誰でも塗れますシリーズ 金継ぎ初心者セット】を使って、実際に割れた食器を金継ぎした体験レポートを連載で紹介しています。

前回は、第五工程(錆漆付け)までの紹介をしました。

第三回目にあたる今回は、第六工程(錆研ぎ)〜第八工程(金粉蒔き)の紹介していきます。

目次

【金継ぎ工程】第六工程(錆研ぎ)〜第九工程(金粉蒔き)

第六工程:錆(さび)研ぎ

【用意するもの】砥石、ボウル、水、ウエス(木綿布)

錆漆付けした部分がしっかりと乾燥したことを確認し、第六工程に進みます。

ボウルに水を入れ砥石を浸しておきます。

この砥石で、前回錆漆付けをした部分が平らになるように丁寧に研いだ後、濡れているウエスで汚れを拭きとります。その後、よく乾燥させます。

器の他の部分を傷つけないよう注意!

もし、錆漆付けした部分に目立つ凹みを見つけたら、錆漆付けをもう一度行います。

第七工程:塗り

【用意するもの】弁柄漆

錆研ぎをした部分に、弁柄漆をうすく均一に塗ります。細い線の部分はゆっくりと毛を動かして塗ります。

筆先でゆっくりとなぞるように描き、ぽてっと漆をつけないようにします。

そして、3~4日を目安に乾燥させます。

第八工程:塗りの研ぎ

【用意するもの】砥石・ボウル・水・ウエス(木綿布)

水をいれたボウルに砥石を浸し、この砥石で弁柄漆で塗った部分を、丁寧に研いでいきます。研ぎ終わった後、良く洗って乾燥させます。

第七工程と第八工程は、繰り返し行ってもOK◎

第九工程:金粉蒔き

【用意するもの】弁柄漆・真綿・金粉・裏面の白い広告紙や包装紙等

金粉を蒔く時は、再利用(余って下に落ちた金粉は、次回また使用可能)できるように、広告類や包装等、裏面の白い部分を広げ、その上で作業します。

金粉蒔きの手順

(1)刷毛に付いた余分な弁柄漆を定盤の上でしっかり落とし、極うすく、かすれる一歩手前で均一に塗ります。

弁柄漆が厚塗りになってしまうと、金粉を蒔いたときに弁柄漆に金粉が沈んでしまうので要注意!

(2)塗り終わった後30分程(時間は、季節により違いがあります。)そのまま箱に入れて置きます。もう一度取り出し、金粉を真綿に付けてそおっとのせるように金粉を付けます。

金粉が沈んでしまった場合は、弁柄漆が乾かないうちに再度金粉を蒔きましょう。

出来上がったら、そのまま3~4日乾燥させます。

大変だったこと

弁柄漆を薄く塗るのが難しい

金粉蒔きの際、弁柄漆を薄く塗るのが難しく、緊張して手が震えてしまう中の作業でした。厚くなってしまった部分はキッキンペーパーを優しくのせるようにあて、余分な分を除き取りました。

金粉が足りない!!?

予想外のアクシデントとして、セットに入っていた金粉の量(0.1g)が思ったより少なく、途中で、この量では足りないのでは、、?!という状況に。

急遽、インターネットで追加の金粉を購入しましたが、これが結構高級。(器より高いかも?な価格で、買うのに一瞬躊躇しました、、)

弁柄漆に沈んでしまった金粉もあり、結局0.2g程の金粉を使いました。

ちなみに、インターネットでは金粉を0.1g〜購入できます。


次回は、金継ぎが完成した器の紹介をしていきます。記事にのせた以外の器の金継ぎ前後の写真も合わせて紹介するので、ぜひご覧下さいね〜

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この記事を書いた人

『食べること』『料理をすること』が大好き。管理栄養士、代行料理人としての経験を通して得た料理のコツ、日々のごはん作りに役立つ時短レシピ、キッチン用品、その他食に関する色々なコトを紹介しています。(たまに旅や暮らしについても書いてます*) 1990年生まれ。北海道出身。一児の母。

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