この記事では、おうちで気軽に金継ぎができる金継ぎセット【誰でも塗れますシリーズ 金継ぎ初心者セット】を使って、実際に割れた食器を金継ぎした体験レポートを連載で紹介しています。
前回は、第八工程(金粉蒔き)までの紹介をしました。
今回は、最終工程(金粉固め)の紹介、そして、ついに完成品のお披露目です。
【金継ぎ工程】最終工程(金粉固め)と完成品
第九工程:金粉固め
【用意するもの】透漆・ティッシュペーパー
透漆を金粉の上に塗り、すぐティッシュペーパーで押さえるようにして拭き取ります。
ティッシュペーパーに漆が付かなくなるまで、上記の作業を繰り返します。
しっかりと乾燥したかを確認した後、濡らした綿棒で、余分な金粉を取り除きます。
乾燥が足りない場合、金粉がとれてしまう場合があるので要注意!
完成品のビフォーアフター
ついに金継ぎした器が完成しました〜
まず、こちらがビフォー写真(↓)。ぱっかりと割れてしまっています。
そして、こちらがアフター写真(↓)。
金色部分と器の境目が少し茶色っぽく(漆の色)なってしまいましたが、初めてにしては満足いく仕上がりとなりました。
今回の金継ぎと並列して、他にも欠けてしまった部分を金継ぎで修復した器がいくつかあるので、そちらもご覧ください。
欠け①
欠け②
欠け③
欠け④
初めての金継ぎの感想
今回の金継ぎは約2ヶ月間かけての作業となりました。
ぱっかりと割れてしまった器を金継ぎで直すのはかなり根気のいる作業(さらに予想外のアクシデントあり!)で、途中挫けそうになった場面もありましたが、無事完成できて本当によかったです。
そして、何より、割れてしまった器をまた食事用の器として使用出来るのがとても嬉しいです。
完璧に金継ぎをマスターしたい方は講師の先生が教えてくれる金継ぎ講座に参加するのが確実ですが、気軽にマイペースに金継ぎをしたい方には、おうちで金継ぎができる金継ぎ初心者セットはかなりおすすめです。
また、今回は付属の説明書のみを見ての作業でしたが、より疑問を解決しながら行いたい方は金継ぎの手順本や動画を作業と並行して見ながら行うと、早く上達できると思います。
この機会に、私も金継ぎ本を読んで勉強し、次回はもっと上手にスムーズに金継ぎが出来るよう、レベルアップを目指していきたいと思います。
(ちなみに、もちろんの話しですが、器は割らないに越したことないなーとしみじみ思いました◎)