国産小麦「キタノカオリ」で作るもっちりベーグル|夜仕込んで朝焼くだけ

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国産小麦キタノカオリで作ったベーグル

子供が生まれてから趣味だったパン作りからすっかり遠のいていましたが、Backe晶子さんの「日本一適当なパン教室のいちばん簡単&おいしいパン」という本で紹介されているレシピは、限られた時間の中で簡単にパンを作ることができるので、最近はよく参考にさせてもらっています。

Backe晶子さんは本の中で「パン屋さんで売っているようなパンを焼けるようになるための正統派レシピ」ではなく「家族で美味しく食べるパンを今日から気軽に焼けるようになるレシピ」とご自身のレシピを紹介されています。

本の中のレシピは、1次発酵なし生地は捏ねたら冷蔵庫へ焼くタイミングは1時間後でも14時間後でもOKと、画期的な内容。

子育てを始めてから、Backe晶子さんの本を参考に、小麦粉の種類や材料を変えたり、工程を変えたりと色々な焼き方を試してみました。

今回は、その中でも特におすすめのアレンジレシピとして、国産小麦「キタノカオリ」を使ったベーグルのレシピを紹介します。

本当に簡単、そしてパン屋で売っているような美味しいベーグルができるので、おうちで美味しいベーグルを作りたい!と思っている方は、ぜひ試してみてくださいね。

目次

国産小麦「キタノカオリ」を使ったベーグルのレシピ

キタノカオリを使うことで、もっちり、甘く、旨味の強いベーグルが焼き上がります。キタノカオリは富澤商店さんやインターネット等で購入できます。

完成した国産小麦キタノカオリを使ったベーグル

【材料・4個分】

◆国産小麦キタノカオリ 240g

◆全粒粉 10g(キタノカオリ10gで代用可)

◆ドライイースト 1.5g(小さじ1/2)

◆砂糖 9g(大さじ1)

◆塩 2.5g(小さじ1/2)

◆ぬるま湯(35度〜40度) 140ml

◇大きめのボウル(約22cm)

◇パンこね台(まな板で代用可)

◇鍋

◇フライ返し

◇クッキングシート

【前日夜の手順】18時開始 ※翌朝7時に焼く場合

【所要時間・約30分間〜1時間】

小麦粉、全粒粉、砂糖、塩、ぬるま湯を入れたボウル
手で全体を混ぜている小麦粉、全粒粉、砂糖、塩、ぬるま湯

(1)大きめのボウルにキタノカオリ240g全粒粉10gを入れ、片端に塩2.5g、塩から離した場所に砂糖9gドライイースト1.5gを入れる。砂糖とドライイーストの場所に目掛けてお湯140mlを入れ、手で全体を混ぜる。

ひとかたまりになった生地
手で伸ばした状態の生地
手で折った状態の生地

(2)生地がひとかたまりになったら(A)、生地を手でつかんで(B)、折って手のひらに体重をかけて上から押す(C)動作を繰り返す。

B→Cの動作は300回位が目安です。生地を伸ばしたりたたきつけたりはしなくてOK。

表面が滑らかになった生地
4等分にし表面を張らせるように丸めた生地

(3)生地の表面が滑らかになったら、生地を4等分にし、表面を張らせるように丸める。(6等分にすると、可愛いサイズのミニベーグルに♪)

目分量でも良いですが、キッチンスケールで生地の重さをしっかり計ると、焼き上がりの大きさが揃ってよりキレイにできます。

(4)閉じ目を下にしてボウル(又はパンこね台)に並べ、表面が乾かないよう濡れ布巾をかけて10分間休ませる。

楕円状に押し伸ばした生地

(5)まな板に、(4)を閉じ目を上にして置き、楕円状になるよう上から押して伸ばす(E)。

3等分に折りたたんだ状態の生地
3等分に折りたたみ、重なった外側部分を指でつまみながら閉じた状態の生地

(6)3等分に折りたたみ(F)、重なった外側部分を指でつまみながら閉じる(G)。

棒状に伸ばした生地

(7)手でコロコロと転がし、約20cmの棒状にする(H)。

片方の端をもう片方の端にのせた状態の生地
端と端を指でつまんで止めた生地

(8)片方の端ともう片方の端を重ね(I)、上側にきた端で下側の端を包むようにし、指でつまんで止める(J)。

端と端をしっかりと止めないと、翌朝ゆでたときに解けてしまうので注意!

バットに並べた状態の生地
上に濡れ布巾をのせさらにポリ袋で覆った状態の生地
ポリ袋の閉じ目の部分

(9)クッキングシートを敷いたバットに(8)を並べる。上に濡れ布巾をのせ、さらに全体をポリ袋で覆う。ポリ袋の口はしっかり止めず、下に折りたたむだけでOK。

(10)冷蔵庫に入れ、約12時間置く。

【当日朝の手順】6時半開始

【所要時間・約30分間】

発酵前の生地
発酵後の生地

(1)ベーグルは調理15分前くらい冷蔵庫からだし、常温に置いておく。発酵後は発酵前(前日夜)に比べて生地が1.5倍くらい大きくなる。

トレーが小さいと発酵後のベーグル同士が上写真右のようにくっついてしまいます。くっついてしまった場合は包丁かスケッパーで生地を優しく切り離しましょう。無理に引っ張って離そうとすると生地がしぼんでしまうのでNG。生地同士がくっつかないのが一番なので、大きめのトレーを使うか、トレーを2つ使うなどの工夫を◎

(2)オーブンは200度に予熱する。鉄板にクッキングシートを敷く。ベーグル2つが並んで入るサイズの鍋に7分目の量のお湯を沸かし、砂糖大さじ1(分量外)を入れる。

お湯に砂糖を入れるのは、香ばしい焼き色をつけるため。省いてもOK!

切り分ける部分を黄色線で示したベーグルがのったクッキングシート

(3)ベーグルの下に敷いてあるクッキングシートを、ベーグルがのったままハサミで4つに切り分ける(上写真黄色線)。

お湯で茹でている途中の生地
鉄板にのせた茹で上がった状態の生地

(4)ベーグルをクッキングシートごと沸騰したお湯に入れ、片面10秒ずつ茹でる(ベーグルをお湯に入れると、クッキングシートは生地から剥がれます)。裏返すときはフライ返しを使い、そっと返す。

ゆで時間が長すぎると、表面にシワができる原因になります。

(5)ベーグルを鉄板に並べ、200度に予熱したオーブンに入れる。

(6)200度で 13分焼く。一度オーブンを開け、焼き目が強いところがあればその部分にアルミホイルをのせ、さらに2分焼く。

火傷に注意!焼き時間はご家庭のオーブンによって調整してください。

焼き上がったベーグルの表面
焼き上がったベーグルの裏面

(7)上写真のように、表面に焼き色がつき、裏面にも焼き色がついたら完成。

(8)網にのせて冷ます。

当日食べないベーグルは、一つずつラップをし、ジップロックに入れて冷凍保存が可能です。食べるときは、冷凍の状態(ラップをしたまま)で電子レンジに入れ、600Wで30〜50秒程チンして温めなおして下さい。

皿にのせた焼き上がったベーグル

何もつけずにそのまま食べても甘味があって美味しい〜♪

クリームチーズと煮りんごをはさみ、サンドイッチにしたベーグル

ベーグルサンドにしても。ベーグルはクリームチーズとの相性抜群です♡

まとめ

この記事では、国産小麦「キタノカオリ」を使った簡単ベーグルのレシピを紹介しました。

冷蔵庫発酵の工程はBacke晶子さんの「日本一適当なパン教室のいちばん簡単&おいしいパン」という本を参考にさせてもらっています。

キタノカオリで作るベーグルは、もっちり甘く、まるでパン屋さんで売っているベーグルのよう。

夜仕込んで朝焼くレシピなので、手軽に作れるのも嬉しいポイントです◎

一度試してみてくださいね♪

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この記事を書いた人

『食べること』『料理をすること』が大好き。管理栄養士、代行料理人としての経験を通して得た料理のコツ、日々のごはん作りに役立つ時短レシピ、キッチン用品、その他食に関する色々なコトを紹介しています。(たまに旅や暮らしについても書いてます*) 1990年生まれ。北海道出身。一児の母。

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