旅の楽しみの一つである「機内食」は航空会社によって違い、どんな料理が出るのか気になりますよね。
この記事では、2023年12月に「ターキッシュ・エアラインズ」のエコノミークラスで、東京(羽田空港)からトルコ(イスタンブール空港)を経由してプラハ (ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港)へ往復した際の機内食の内容について紹介します。
『ターキッシュ・エアラインズではどんな機内食が出るの?』
『機内食は美味しい?まずい?』
という疑問をお持ちの方の参考になればと思います。
ターキッシュ・エアラインズの機内食
【往路】羽田→イスタンブール(離陸1時間後の機内食)
・羽田空港22:55(日本時間)発→イスタンブール空港6:45(トルコ時間)着
・飛行時間13時間50分
・ボーイング777-300ER(大型機)
飛行機が離陸してしばらくすると、トルコ語と英語表記のメニューが各自に配られます。
離陸してから約1時間後の最初の機内食は、下記の2種類のメニューから選択できました。
【メニュー①】
◇鶏もも肉のトマト煮
◇マッシュルームとスナップエンドウのソテー
◇フムス
◇サラダ(レタス、きゅうり、トマト、にんじん)
◇バターライス
◇パン
◇プロフィテロール
【メニュー②】
◇梅しそヌードル
◇焼きバサの照り焼き
◇サラダ(キュウリとわかめ)
◇野菜と豆腐のごま和え
◇プロフィテロール
①は洋食、②は和食のメニューです。今回は①の洋食を選びました。
鶏もも肉のトマト煮は2〜3cm角にカットされた鶏もも肉が5〜6個ゴロゴロと入っています(上写真左下)。ほんのりチーズの味がしてコクがあり食べ応えがあります。また、添えられているスナップエンドウはシナシナの食感ではなく、ちゃんとシャキッとしていました。
デザートのプロフィテロールはトルコ風のプチシュークリーム(上写真右下)。80年以上前に西洋からトルコへ渡ってきたシュークリームがトルコ風(プロフィテロール)に変化を遂げ、今ではトルコの定番スイーツの一つとなっているそうです。小さなシュークリームに、エクレアのように上にチョコレートがかかっているのが特徴です。
トルコの名物料理として知られるフムスは、ひよこ豆を使って作るペースト状の料理(上写真)。にんにくとスパイスがしっかりと効いていました。フムスのナッツのような風味の正体は白練りごま。鶏肉やパンと一緒に食べると味に深みが出ます。
また、機内食を食べ損ねてしまった人や小腹が空いた人は、希望すれば下記の内容の間食をもらうこともできます。
【間食(いつでもOK)】
◇チーズサンド
◇ブラウニーケーキ
◇鮭おにぎり
◇梅おにぎり
【往路】羽田→イスタンブール(着陸2時間半前の機内食)
着陸約2時間半前に、2回目の機内食が配られました。
1回目の機内食と同じく、洋食と和食の2種類のメニューから選択できます。この時も①の洋食メニューを選びました。
【メニュー①】
◇オムレツ(チーズ、マッシュルーム)
◇フライドポテトとスナップエンドウ
◇グリルトマト
◇フルーツの盛り合わせ
◇パン
【メニュー②】
◇オイスターソース味の焼きそば( エビ、野菜、もやし)
◇ラディッシュとブロッコリー
◇フルーツ の盛り合わせ
1回目の機内食よりも軽めの内容です。
オムレツの中にはマッシュルームをソテーしたものが挟まれており、キノコの旨味が強く美味しかったです。パン用に付いてきたバターをオムレツに少しずつ付けて食べるとより濃厚になりました◎
チーズはハード系とフレッシュ系の2種でした。
この便の機内食1回目、2回目共に、ドリンクは下記の内容から選べました。
【ドリンク】
◇ジュース(オレンジ・サワーチェリー・アップル)
◇ソフトドリンク(コーラ・シュガーフリーコーラ・水・牛乳)
◇ホットドリンク(Rizeの紅茶・緑茶・コーヒー)
◇ワイン
◇ビール
「Rizeの紅茶」は、非常に飲みやすく、飽きのこない美味しさとして知られるトルコの紅茶。トルコ東部黒海地域(リゼという地域)で栽培される紅茶だそうです。飲んでみましたが、本当にクセがなくとても飲みやすい紅茶でした。
【往路】イスタンブール→プラハ(離陸1時間後の機内食)
・イスタンブール空港8:00発(トルコ時間)→ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港8:40(チェコ時間)着
・飛行時間2時間40分
・エアバスA321neo(中型機)
こちら飛行時間が2時間40分と短いこともあり、少し小さめの飛行機。機内食も1回1択のみでした。
【メニュー】
◇オムレツ (トマト、ハム、チーズ)
◇サラダ(きゅうり、トマト、オリーブ、チーズ)
◇オートミール(ヨーグルト)
◇パン
◇水
オムレツは、卵の下にもトマトがたっぷり入っていました。ハムの塩味とトマトの酸味が美味しい♪
オートミール(もしかしたらシリアル?)はヨーグルトに浸されてしなしなになっており、お粥のようにドロッとした食感。好き嫌いが分かれるかもしれません。
【復路】プラハ→イスタンブール(離陸1時間後の機内食)
・ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港19:15(チェコ時間)発→イスタンブール空港23:55(トルコ時間)着
・飛行時間2時間40分
・エアバスA330-300(大型機)
行きと同様、機内食は1回1択でした。
【メニュー】
◇ハンバーグ
◇玉ねぎとチーズ入りのオムレツ
◇グリル野菜(玉ねぎ、ズッキーニ、トマト)
◇フムス
◇チョコレートムース
◇パン
◇水
ハンバーグは、ハンバーグ自体に味がついており(ソースは無し)、ほんのりとカレーのようなスパイスの味がしました。オムレツは玉ねぎとチーズ入り。こちらもカレー風味に感じました。フムスは行きの便で食べた時よりまろやかな味でした。
【復路】イスタンブール→羽田(着陸2時間半前の機内食)
・イスタンブール2:40(トルコ時間)発→羽田空港19:45(日本時間)着
・飛行時間11時間5分
・ボーイング777-300ER(大型機)
この便では離陸後すぐに寝てしまい、1回目の機内食が食べられませんでした。2回目の機内食は到着約2時間半前。メニューは1択でした。
【メニュー】
◇オムレツ(トマト、チーズ)
◇ほうれん草のキッシュ
◇サラダ(トマト、きゅうり、オリーブ、チーズ)
◇オートミール(ヨーグルト)
◇パン
◇水
キッシュは、層になった薄い生地に柔らかく加熱されたほうれん草が挟まれており、少しパサっとした食感&薄めの味。オムレツやサラダのチーズと一緒に食べたり、各食についてくるバターと塩をつけると丁度良い味になりました。
ヨーグルトに浸されたオートミールにはドライフルーツが混ぜ込まれており、ほのかにドライフルーツの甘みが感じられました。
ターキッシュ・エアラインズで楽しい旅を
この記事では、2023年12月にターキッシュ・エアラインズのエコノミークラスで、東京(羽田空港)からトルコ(イスタンブール空港)を経由してプラハ (ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港)へ往復した際の機内食の内容について紹介をしました。
ターキッシュ・エアラインズの機内食では、フムスやプロフィテロール、リゼの紅茶など、トルコらしい料理を味わうことができます。
全体的に卵料理が多く、チーズやトマト、カレーなどのスパイスを使った味付けが多かったです。
個人的にオートミールはあまり好みではありませんでしたが、それ以外は美味しく食べることができました。また、すべての料理に塩、胡椒、バターがついているので、味が足りないと感じた場合は、自分の好みの濃さに調節することもできます。
今回は、往路便の選択メニューで洋食を選びましたが、次回は和食のメニューを食べてみたいと思います。
ターキッシュ・エアラインズに搭乗する際は、機内食も旅の一つとして楽しんでくださいね♪