今回紹介する『ぱっちり、朝ごはん』は、朝ごはんに関するエッセイの短編集。

いろいろな作者さんの、朝ごはんに対するこだわりが詰まった内容になっており、へぇーこんな楽しみ方があるのね!と、参考にしたくなる小話満載♪
また、短編集なので、隙間時間にサクッと読めるのも嬉しいポイント。
飽きずに読みやすいので、「最近はじっくりと活字を読むことも減ってしまった、、!」と本離れしてしまっている方のリハビリにもおすすめです。
「ぱっちり、朝ごはん」
その日の体調や気分を決定づける「朝ごはん」。
『ぱっちり、朝ごはん』は、書き手の暮らしぶりが透けて見える「朝ごはんエッセイ」35篇を収録したおいしい小説集です。
盛りだくさんの「収録作品」内容はコチラ↓
◆林芙美子 ──朝御飯
◆色川武大 ──朝は朝食 夜も朝食
◆久保田万太郎 ──喰べもののはなし
◆角田光代 ──朝食バイキング
◆よしもとばなな ──イタリアの朝ごはん
◆石垣綾子 ──朝食のたのしみ
◆堀井和子 ──1日3食、朝ごはんでもいい!
◆森下典子 ──漆黒の伝統
◆井上荒野 ──日曜日の気配
◆佐藤雅子 ──卵、たまご、玉子
◆万城目学 ──モーニング
◆山崎まどか ──朝ごはん日和
◆吉村昭 ──朝のうどん
◆小泉武夫 ──秋田は納豆王国
◆山本ふみこ ──朝餐
◆團伊玖磨 ──味噌汁
◆椎名誠 ──二日酔いの朝めしくらべ(国際篇)
◆西川治 ──大英帝国の輝かしい朝食—イギリス/田舎のホテル他
◆東海林さだお ──オリエンタルホテルの朝食
◆池波正太郎 ──牛乳、卵、野菜、パンなど─フランスの田舎のホテル
◆小林聡美 ──ヒロの朝ごはん
◆阿川佐和子 ──豆乳の朝
◆蜂飼耳 ──ハノイの朝は
◆渡辺淳一 ──朝は湯気のご飯に納豆
◆向田邦子 ──海苔と卵と朝めし
◆河野裕子 ──卵かけごはん
◆筒井ともみ ──早春の朝ごはん
◆堀江敏幸 ──白いお味噌汁
◆窪島誠一郎 ──卵かけご飯
◆増田れい子 ──さくらごはんを炊いた朝
◆川本三郎 ──「きよや」の納豆汁
◆久住昌之 ──朝のアジ
◆徳岡孝夫 ──霧の朝のハムエッグス
◆立原正秋 ──蝮と朝食
◆佐野洋子 ──二〇〇五年冬
久しぶりに活字が読みたいなーと思って手に取った短編集です。
忙しいとつい手を抜きがちな朝ごはんですが、この本を読むと「次の休日はどんな朝ごはんを食べようかな〜」ときっとワクワクした気持ちが湧いてくるはず♪
ちなみに、この本を読んで、昔、大学の教授が「生きているうちに朝ごはんを食べれる回数は数えられる程しかないのだから、好きなものを食べろ!」と言っていたのを思い出しました。(←好きなものばかりもどうかなと思いますが笑)
自分にとってその日一日をハッピーに過ごせる朝ごはんを食べたいなぁと、しみじみ感じさせられる小説集『ぱっちり、朝ごはん』。
食いしん坊の皆さん、ぜひ手に取ってみて下さいね〜


