どっちが楽?ゆで卵を早くキレイにむく方法|メリット・デメリットを比較

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6個のゆで卵

おでんに豚の角煮、温かい麺類のトッピングなど、冬料理に出番の多い「ゆで卵」。

ゆで卵は、料理を一段と華やかにする、立派な料理の引き立て役ですよね♪

しかも卵には多くの栄養が含まれているので、健康のためにも積極的に摂りたい食品。

そんな「ゆで卵」ですが、たくさん作ると殻をむくのが意外と大変。

殻をむくのに思った以上に時間がかかってしまい、「こんなはずでは、、」という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、早く・キレイにゆで卵の殻を剥くにはどの方法がベストなのかを知るため、特別な道具を使用しないでゆで卵の殻を剥く2つの方法を、それぞれのメリット・デメリットを挙げて比較しました。

行事の多い冬、ツルンと綺麗にむいたゆで卵を使って、味も見た目も満足♪の料理を楽しみましょう!

目次

ゆで卵を早くキレイにむく方法を比較

今回は、出来るだけ同条件下で比較を行うため、以下の内容で条件を統一しました。

◆卵は賞味期限15日前のものを使用。

◆冷蔵庫から出してすぐの卵を使用。

◆沸騰したお湯に卵を入れて茹でる。

◆ゆで時間は8分。

①茹でる前に卵の丸みのある方にヒビを入れる

一般的に広く知られている方法です。ヒビを入れる方法として画鋲や針などで穴を開けるやり方もあります。

丸みのある部分にヒビを入れた3個のゆで卵

(1)上写真のように、卵の殻の丸みがある方(販売されている卵のパックに入った状態だと上側になっている方)にヒビを入れる。

キッチンの作業台の角(くの字状の角)など、鋭い角にコンコンと優しくぶつけてヒビを入れるのがやりやすくておすすめ。ヒビは少し入ればOK。ヒビが大きすぎると茹でている間にお湯中に白身が出てきてしまうので注意。

卵の丸みのある部分には空気の部屋があります。この部分にヒビを入れることにより、卵の中の炭酸ガスが茹でている間にお湯中に抜けていき、殻が剥きやすくなります。

沸騰したお湯で茹でているゆで卵

(2)沸騰したお湯に酢約小さじ1を入れてから、卵をオタマなどを使いそっと入れる。卵を時間通り茹でる。

卵を入れる前に約小さじ1の酢を入れておくことで、茹でている間に殻が割れてしまっても白身がお湯中に流れ出てしまうのを防ぐことができます。

全体にヒビを入れたゆで卵

(3)卵を冷水にとる。卵全体にしっかりとヒビを入れ(上写真)、流水(蛇口から流れる水)にあてながら殻をむく。

メリットと感じる点

◆茹で上がったらすぐに殻を剥ける。

デメリットと感じる点

◆最初にヒビを入れすぎてしまうと、ゆでた時に割れやすい。お湯に酢を入れておくと、ある程度白身が流れ出てしまうのを防げるが、生卵にヒビを入れることに対して不安に感じる方も?

◆茹でている間に殻が割れた場合、白身に割れ目の跡(線)がつく。

◆流水にあてながらでないと剥きにくい場合がある。「殻が白身にくっついて剥けない!」ということはないが、チビチビと少しずつ剥く感じ。冷水につける時間を長めにすると、わりとすんなりと剥ける。

②茹でてから卵の尖っている方を割り、冷水につける

タサン志麻さんの料理本で紹介されていた方法です。

(1)沸騰したお湯に卵をオタマなどを使いそっと入れ、時間通り茹でる。

尖っている部分を割った状態のゆで卵

(2)茹で上がったらすぐに(卵が熱々のうちに)卵の尖っている部分の殻を指で押すようにしてしっかりと割る(上写真)。ボウルに冷水をはり、ゆで卵を10分程つけておく。

茹でたての卵は熱いので注意!上写真は冷水にしばらくつけた後の卵なので直接手で持っていますが、茹でたての状態では卵は直接持たず、ふきんやキッチンペーパーに包んで持つようにしましょう。

(3)殻をむく。

メリットと感じる点

◆前処理がいらない。

◆流水にあてながらでなくても剥きやすい。

デメリットと感じる点

◆冷水につけておく必要があるので、すぐに殻を剥けない。

◆熱々の卵を扱うので、注意が必要。

◆茹で上がってから割った部分が、少し凹む(下写真)可能性がある。

少し凹んだ状態のゆで卵

結果・感想

殻を剥いた、茹でる前に卵の丸みのある方にヒビを入れたゆで卵3個

①の方法の場合、殻はツルンとはむけず、チビチビと殻をはがすように剥いたため、所々に小さな凹みが出来てしまいました。一番最後にむいた右端(上写真)は、冷水につけていた時間が長たったためか、3つの中では一番ツルッとむけました。

殻をむいた、茹でてから卵の尖っている方を割り冷水につけた卵3個

②の方法の場合、3つのうち1つの卵が茹でている途中に殻が割れてしまい白身に横線が入ってしまいましたが(上写真右端)、それ以外はキレイにツルンと剥くことができました。表面もキレイです。

個人的な感想ですが、②の方法の方が、前処理が要らず、剥く時もツルッと剥けるので、楽だなと感じました。「冷水につけておく必要があるので、すぐに殻を剥けない」というデメリットを挙げましたが、他の作業をしていたら10分間はあっという間に経つので、実際はそんなに手間とは感じないのではと思います。火傷にさえ注意すれば、②はほぼストレスなく卵の殻を剥ける方法かと思います。

まとめ

以上、ゆで卵の殻を早くキレイに剥く方法の比較でした。

「①茹でる前に卵の丸みのある方にヒビを入れる」「②茹でてから卵の尖っている方を割り、冷水につける」という2種類の方法には、どちらにもメリット・デメリットと感じる点がありました。

個人的には②の方法の方が「ツルッと剥けて楽」と感じましたが、卵の鮮度や茹で時間などによって、剥きやすさは多少かわってくる場合があります。

上記のメリット・デメリットを参考の一つとし、ツルンとキレイなゆで卵を作ってくださいね♪

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この記事を書いた人

『食べること』『料理をすること』が大好き。管理栄養士、代行料理人としての経験を通して得た料理のコツ、日々のごはん作りに役立つ時短レシピ、キッチン用品、その他食に関する色々なコトを紹介しています。(たまに旅や暮らしについても書いてます*) 1990年生まれ。北海道出身。一児の母。

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