「醤油麹」とは、醤油と麹を混ぜ合わせて作る発酵調味料。
醤油麹自体に奥深い旨味があるので、そのまま目玉焼きや納豆、冷奴等にかけるだけであっという間にごはんのおかずが完成します。(なんと、醤油麹には塩麹の10倍の旨味があるそうです)
また、醤油麹には塩麹と同じく食材のタンパク質を分解する効果があるので、肉や魚を数時間漬けておくと肉や魚が柔らかく美味しく仕上がります。
他にも、焼いた肉のタレとして使ったり、炒め物やあえ物を作る時の味付けとしてもおすすめです。醤油麹だけで味が決まるので、「醤油と酒とみりんと、、」と計量する必要がなく、料理の時短にも◎
そんな、いいことずくしの醤油麹ですが、実は自宅で簡単に作ることができます。発酵させるのに数日間かかりますが、作業としては混ぜるだけなので、基本を押さえれば初心者の方でも失敗知らず♪気軽に試してみてくださいね。
初めてでも簡単♪醤油麹の作り方
【材料】
◆米麹(乾燥) 150g
◆醤油 400ml〜
◆清潔な蓋つきの保存容器(タッパー、琺瑯容器など)
◆清潔なボウル、スプーン
【手順】
⑴ボウルに米麹150gと醤油300mlを入れ、スプーンでよく混ぜ合わせる。
⑵⑴を保存容器に入れる。
⑶蓋を軽く閉め、直射日光の当たらない場所に置く。
◆発酵によりガスが発生するので、保存容器の蓋はきっちりと閉めず、蓋の隙間から少し空気が入る状態にしておきます。◆酵素を働きを活発にするため、常温で保存します。冬場は、暖房が効いている20度以上の場所に置くと、発酵がスムーズに進みます。
⑷翌日、麹が醤油を吸って醤油の水分がなくなっているので、麹が醤油にひたひたひ浸かるくらい醤油をたす。
⑸完成するまで⑶の状態を保ち、一日一回清潔なスプーンで全体を混ぜる。
◆麹菌は空気を好むので、混ぜて空気に触れさせることで発酵が進みます。
⑹麹の粒の一粒一粒が柔らかくなり、全体にとろみが出てきたら完成。(完成までの日数の目安は、夏場は5〜6日程、冬場は9〜10日程)
⑺蓋をしっかり閉め、冷蔵庫で保存。
※保存容器のサイズの目安として、上記の分量で作ると、8cm×7cm×13cmのサイズの容器に保存できる量の醤油麹ができます。
※スーパーで販売されている麹は一袋200gか300gの場合が多いです。300gの麹を購入し、麹が半分残ってしまった場合は、冷凍保存をしておくと次回醤油麹を作る時に使うことができます◎(ちなみに、我が家では300gの麹を購入し、150gは醤油麹、残りの150gは塩麹を作るのに使い、使い切ってしまっています)
※麹200gで作る場合は、⑴で使う醤油の量を400ml(翌日に足す醤油を除く)にしてください。
まとめ
この記事では、初めての方でも簡単に作れる「醤油麹」の作り方を紹介をしました。
奥深い旨みを持つ醤油麹は、そのまま料理にかけて使える他、醤油麹のみで料理の味付けが決まるので万能調味料とも呼ばれるほど。冷蔵庫に常備しておくと頼りになる調味料です。
一度に沢山作れるので自宅で作ることをおすすめしますが、インターネットや一部のスーパーでも市販の醤油麹を購入することができます。「試しに少量を味見してみたい」という方は、まずは市販の醤油麹を試してみるのも良いかもしれませんね。